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彼らは言った。
“神は…。”

三人の仲間がいた。

神により運命が変わってしまった弓使い。

自分の運命により人を信用しなくなった魔法使い。

生まれる前に決まった運命を拒んだ戦士。

人々は彼らの事を消えた三戦士と呼んだ。

助けを求める女神を救出するために冒険に出た彼らの運命は惨酷なものだった。

弓使い、マリー。

彼女は神により、姿も名前も運命さえも全て変わってしまった。

彼女は変わってしまった運命のせいで
幼い頃に別れた父親の死に様をただただ見届けるしかなかった。

魔法使い、タルラーク。

彼は神により致命的な傷を負い、二度と魔法を使えなくなってしまった。

彼は神に騙され、師匠を失い、仲間も失った。
彼はただ一人取り残された。

戦士、ルエリ。
彼は親のエゴで、生まれる前からドラゴンの生贄になる運命に置かれた。

彼は信用していた人の裏切りにより、大切な弟を亡くした。

彼は人間に嫌気が差したあまり、魔族側につき、闇の道を歩み出した。

彼は、星から来た人たちにエリンの未来を委ねて姿を消した。

三人の勇者はそうやって、人々の記憶から消えていった。

あれから長い年月が経ち、
影は言う。

“神は…。”
“居ない。”



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文脈から察してちょっと取り損ねた部分あったかも…不覚っ/(^o^)\
エリン武道大会のタルラークは偽物に違いないwww