入院01

人工内耳手術のお話その2
3/18~3/19

(そこそこ長いです)



3/18(日) 手術前日
昼食を終えて数時間後、手術部位の剃毛(ていもう)をされる
看護師さんに呼ばれて洗髪・洗濯室の隅っこで左耳周辺をバリカンで剃られました
椅子の位置が微妙に鏡の見えない場所だったのでどういうふうに剃られてるか
まーーーーーーったく見えません!
どういうふうにされてるかわからないので不安すぎる
最初はもみあげ部分を放置して剃ってたけど、
最終確認でもみあげを剃るか残すか聞かれ
鏡でチラッとみて剃ってもらうことにした
トップの髪を下ろすと剃ったことがほとんどわからない状態でちょっと安心する
夕方お見舞いに来てくれたおかんを見送って病室に戻ると夕食が来てた
配膳された夕食に

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術前保水食というものが付いていた
アルギニン配合のトクホドリンク
初めてみたよねコレ
夕食後に1本、消灯直前に1本、朝起きて5時ごろに1本飲みました
看護師さんがあとで病室に来て
「明日の朝6時までに時間を開けながら飲んでください」
と伝えられる
まあ、見た時に概ね等間隔で飲むものだろうとは予想できた
でも、これ横の説明文読むと
『1日1本を目安にお召し上がりください』
って書いてるんだよねwwwwww
1晩で3つ飲んで効果はどのくらいあるのか疑問でしたが\(^o^)/

寝る前に花粉症の症状がひどくて看護師さんに相談したところ
「今からだとお薬は出せないと思うんで我慢してください」
と・・・OMG!
鼻をかみすぎて血がでちゃってたから困ってたんだけど
強く鼻をかまないように努力してくださいですって
出来る限り優しく鼻をかむようにして・・・
なんだかんだで明日は手術ってことで興奮してよく眠れなかった
眠れることは眠れるけど
・2時間くらいで喉が乾いて咳が出て目が覚める
・~からの鼻をかんで水を一口飲んでから寝る
このループだった



3/19(月) 手術当日
朝から雨が降ってました
朝5時頃に目が覚めて最後の1本の術前保水食を飲んで
横になったらいつの間にか寝ていました
5時55分頃に看護師さんが水を飲める時間が終わるお知らせに来て起こされる
術前保水食は飲みきっていたので水を一口だけ飲んだ
7時50分頃におかんたちがお見舞いに来た
姉貴のガキンチョと姉貴の受診も同じ日にしてもらったとか
(姉貴は統失で、ガキンチョは鬱っぽい)
8時になって病衣を浴衣タイプのものに着替え、パンツを履き替える
歯を磨いて準備が整ってベッドに座って待っていると看護師さんが8時08分頃に呼びに来た
ナースステーション前で担当の先生と合流して左手の甲に『左ミミ』と書かれ
確認して手術部のある3Fに移動する
いつもは閉じてる手術部のドアが開いてスタッフが大勢出迎えてくれた
あまりの多さに仰天する蛍さん
テレビで見る手術とはかけ離れた人数の多さに本当にびっくりした
打ち合わせ通りクリアファイルをめくりながら指示に従って
名前・生年月日・手術部位の確認・靴の履き替え・帽子の着用をし
手術室に案内される
OP2と書かれた自動ドアが開いて中に入る
中は明るくて普通にオフィスっぽい部屋で思ったほど薬品くさくなかった
手術台に仰向けで寝るように指示されて上がってみると予想外に寝心地はよかった
下手したら病室のベッドより寝心地よかったかもw
クッションがふかふかで狭いのが気にならない
上から深緑の分厚いマットみたいなものをかけられ
病衣を脱がすために右腕を袖から抜いてブリッジするような態勢にさせられ
その間に下から抜き取られる
ここで由々しき事態発生
足がこむら返りになりそうになるwwwwwww
一歩手前で治まったけど
右手の指に酸素濃度をはかるクリップが着けられ
心電図の電極を3ヶ所取り付けられる
次に酸素マスクがあてがわれ
「酸素が出てきますのでゆっくり深呼吸してください」
と指示される
そして、点滴針が左手の甲に刺される
「痛くないですか?」と筆談で聞かれ
「ちょっと痛いんですが・・・」と言うと
なにやらゴソゴソ微調整をして
「全身麻酔を入れます。腕が痛い感じがしますがだんだん眠くなってきます」
とクリアファイルをめくって指示され・・・
(ちょwwwちょwwwまだ左手痛いんですけどあ゛あ゛ぁ゛ぁ゛!!!!!)
と思いつつ
(だんだん眠くならんやんけ・・・)
と思った直後右肩が叩かれ目を覚ます
[コレ実はガッツリ寝ていたパテーンw]

手術が終わって目を覚ました蛍さん
うっかりこう言いそうになります
「え? ん? なにもされてない?!」
と・・・
目を覚ました瞬間から天井がクリアに見えたわけよ
だからね、すごく勘違いした
ほんの一瞬不覚にも目を閉じてただけってね
ちなみに全身麻酔がまだ効いているので意識だけ戻った状態で
身体の各部位の違和感や痛みは0で、本当に何もされてないと勘違いしたんですよ
でも次の瞬間背中にとこずれがないか確認で右に転がされ、
その時に手術室の時計が目に入る
12時40分んんんん?!
・・・うそやろ
それからは脳内で「うそやーうそやー・・・うそやろこれぇ・・・うぇうぇ」のループ
ついでに右向きから仰向けに戻されて病衣に着せ替えられる時
目線だけで下半身を確認すると尿チューブがしっかりついていた・・・
なにもされてないどころか
ガッツリなんかされてますやんwwwwwww
まあ、手術したから当然なんですけど

病室から運んできたベッドに乗せられ病室に戻る間に
じわじわと麻酔が切れて感覚が戻ってくる
一番に気になったのが尿意!!
すごくトイレ行きたい・・・OMG!
看護師さんに「トイレに行きたいんですが・・・」と聞くと
「おしっこの方なら自然に出るから大丈夫ですよ」とのこと
大丈夫なのか・・・大丈夫でもこの尿意が付きまとうのは大丈夫じゃねーぞ?
そう思いつつ病室に到着してしばらくすると創部と左首が痛くなってきた
ヽd´ι`bノ Oh・・・
痛み止め要求すると痛さの程度はどのくらい?と聞かれ
10段階評価の3くらいと言っておいた
ぶっちゃけ5か6くらい・・・いやソレ以上だったかも
過小評価しすぎでお薬はしばらく我慢することになる(o゚ω゚)チーン
創部もかなり痛いんだけど、もっとしんどかったのが首
寝違えたような痛みが首と肩に・・・
湿布を2・3枚貼ってもらって効いてくるのをじっと待つ
で、状態は安定していたので先生たちと看護師さんは撤収
一息ついたところで姉貴がおもむろに眼鏡つけれと差し出してくる
待て!耳すんごく痛いんだがwwwww
耳に少しかけてガーゼが当たるので
ノー眼鏡!ノー眼鏡!って感じで突っ返す
いやぁ・・・姉貴ほんといつも余計なことしかしないなぁぁぁぁぁ(ため息)

少し落ち着いたところで、今度は創部に貼っていたガーゼが剥がれ始める(ノ∀`) アチャー
看護師さんを呼んで何回も貼り直してもらうけど努力も虚しく
あっという間に剥がれてしまうガーゼ・・・根性なさすぎぃぃぃぃ
そうこうしてるうちにおかんたちも疲れたから(゚∀゚)カエル!と言って帰っていった
(o゚ω゚)チーン

おかんたちが帰った後、またガーゼが剥げてきたヽd´ι`bノ Oh・・・
しょうがないから看護師さんを呼ぼうと思った時またもや問題発生

ナースコールが壁のフックに巻きつけられて上の方にある・・・
つまり

手が届かない!!!!!

あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!!!!

なんでこんなことにwwwwwwww
みんな居なくなる前に確認しておくんだったwwwwwwww
後の祭りである(o゚ω゚)チーン
そんなわけで、襲ってくる痛みに耐えつつ剥がれたガーゼを気にしながら看護師さんを待つ
30分くらい待ったところで状態確認に来てくれたので
「ガーゼ剥げちゃうんですけどぉ・・・」と伝え手直ししてもらう
その時にナースコールのボタンをベッドの枕元におろしてもらえてε-(´∀`*)ホッとする

・・・でも、やっぱり剥げちゃうんだよなぁ
その後、2・3回ナースコールをした所
あんまりにも剥げすぎるから最後は先生がきちゃったよ・・・
で、その時に創部を確認して「膿が出るから押し出します」と言われ
創部付近をグリグリと圧迫されて((^ω^≡^ω<ギャアアアアアアア
痛い!痛いよぉ!!先生はドSか?!と心の中でシャウトしつつ耐える蛍さん
でもあまりの痛さに「イタタタタ・・・」と言ってしまう
痛いものは痛いんだよ!ヽ(`Д´)ノウワァァン!!
最終的に剥げないようにするためにガーゼをテープで固定し、さらにネットで頭を包む感じにされました

夜になっていよいよ痛みが我慢できなくなり最初の痛み止めをもらうことにしました
看護師さんが坐薬を持ってきて手際よく入れていった・・・
坐薬はあまり好きじゃないけど手際よかったので不快感はほとんどなし
さすがプロやー
まあね、実際の問題は創部の痛みとかじゃないかも?と思った
薬が徐々に効いてきて解ったこと
[寝違えたような首の痛みには痛み止めが効かない!!]
これなんだわ
手術当日は湿布もあまり効かなくてね・・・
4時間半近く首をひねられた状態で寝てたから、寝違えたようになって当然なんだけど
とにもかくにも、この首の痛さが曲者

結局、創部の痛みが和らいでも首が痛いせいでこの日は一睡もできなかったのでした
(;´ρ`) グッタリ